わらしげちょうじゃの日記

人生笑顔の分だけ成功する

*

子供が欲しい親予備軍の人へ

      2012/12/03


皆さんもご存知でしょうが、親というものは非常に有難いものです。小さい頃は、この有難さに中々気付きませんでした。私の場合、朝起きたら、ご飯や味噌汁が魔法のように出てきました。誕生日にはプレゼント用の包装紙に包まれた野球のグローブがこれまた魔法のように出てきました。

もちろん朝からガミガミ言われて「うっせ~な」って思う時がありますが、それでもやはり親は親です。

ただ、最近この親というのに関して疑問に思っていることがあるのです。

それは親の子供に対する役割は何なのか?

ということです。

この問いに関して「そんなの当たり前じゃん!子供を大切に育てることだよw」という風に答える人が大半だと思います。今、このブログを読んでいる貴方はどうでしょうか?

最近、この考えをもっている親はとても多いとおもいます。

「子供が大学に行かせることが親が子供を大切にすることだ」

「毎日、炊事洗濯、掃除を子供のためにやってやるのことが親の役割だ」という人です。

そのような人はせっせと働き、塾に子供を送りこみ、そして子供が大学に行けるように積み立て貯金をします。アリとキリギリスで言ったらアリさんですね。

日本では、このアリさん思考の親はとても一般的です。私の親もこのタイプで大学の学費などに関しては本当に感謝しています。

ただ、このアリさんタイプの親は子供を何がなんでも大学に行かせなきゃ気が済まないという人達が多い気がします。

背景としては「私が大学に行っていたから、私の子供にも大学に行かせたい」という先祖代々型の人や「私が大学に行っていなかったからせめて子供には行って欲しい」という無念逆襲型の人、「よくわからないけど、皆が大学に行くから行かせよう」というクラゲ浮遊型の人がいることがあります。

これは基本的には素晴らしい考え方だと思います。私は1ヶ月半前までフィリピンにいたのですが、フィリピンではいまだに、「産めや増やせやどっこいしょ」の状態が続いているのです。次の世代からは日本のように育てる人達が増えていくとは思いますが、まだまだ「私の兄弟?10人くらいいるわよ」みたいな家庭が多いのです。

アリさん思考の親からしてみたら首を傾げますよね。どうやって子供を育てているのかと….実際アリさん思考の親が思うような子育てはそのようなフィリピン人の親はしていません。基本的には働ける年齢まで死なせないこと、これが子育てなのです。では何故そんな子育てをするのか?…..それは一昔前の日本でも同じでしたが、子育てをするということは老後の保証だったのです。多くの子供がいれば自分がもし老いぼれても子供達が助けて生きていけると考える人たちが多かったので、とにかくたくさんの子供を育てたのです。だから、そのような親達の方針としては働ける年齢まで死なせなければよいというものなのです。その方針だと塾代も必要も、大学に入る必要もありません。

日本ではこの考え方は古すぎた化石のようなで、今は先程説明したアリさん思考の親が主流です。

ただ、このアリさん思考ももうすでに古いものとなりはじめたことを知らなくてはいけません。

【2ch勢い】田中眞紀子文科相、3大学の不認可の決定を事実上、撤回か

と最近話題になっていますが、たしかに少子高齢化にも関わらず、大学などの教育期間関連の施設は年々膨大しています。それは何故かというと大学に入れさせたいアリさん思考の親が増えてきたことがあります。その結果今では2人に1人が大学に進学しています。

高等教育機関への進学率(男女)

年 大学 短大 高専 専修

1989 24.7 11.7 0.5 16.0

1990 24.6 11.7 0.5 16.9

1991 25.5 12.2 0.5 17.3

1992 26.4 12.4 0.5 17.8

1993 28.0 12.9 0.6 18.2

1994 30.1 13.2 0.6 18.5

1995 32.1 13.1 0.6 18.9

1996 33.4 12.7 0.6 19.4

1997 34.9 12.4 0.6 19.5

1998 36.4 11.8 0.7 19.4

1999 38.2 10.9 0.7 20.0

2000 39.7 9.4 0.7 20.8

2001 39.9 8.6 0.7 20.8

2002 40.5 8.1 0.7 21.7

2003 41.3 7.7 0.8 23.1

2004 42.4 7.5 0.8 23.8

2005 44.2 7.3

2006 45.5 6.8

2007 47.2 6.5

2008 49.1 6.3

2009 50.2 6.0

(資料出所:学校基本調査)

このようなデータから考えると大学に行って卒業すること「だけ」がアドバンテージであるという考え方は変えなくてはならないと思います。普通に考えて新卒の就職率が減っているのもただ単に大学生の数が増えたからという理由です。就職氷河期でもなんでもありません。下のリンクに詳しく書いていたので、参考にしてみてください。

『就職氷河期』の嘘

なので、これから親が子供にすることは「大切に育てる」ということが最重要ではなくなります。

それではこれからの親の子供に対する役割は何なのか?

私の場合、この問いに関する答えは少し異なります。

その答えは

「子供を家から追い出すこと」です。

「なんやねん…それ育ててないやん(´・ω・`)」という反応もあるかもしれませんが、流石に赤ちゃんを生まれてすぐにアマゾン奥深くに投げ捨て、「さあ、私の親として役割は終わったよ」ということではありません。

私が言いたいのは「子供を独立させることが親の役割だ」ということです。

もっとかっこよく言うならば「生きる力を教える」ということがあります。美味しいごはんを食べてばかりでは子供はいつまでたっても料理をすることは出来ません。料理だったら、料理の方法を教えなくてはなりません。

この時代、子供が大人になるまでの時間は長くなっています。大学を卒業した時に23歳、そこから名刺の持ち方から習う社会人一年目と考えると、大人になるまでに時間がかかっていると言わざるを得ません。もちろん「大学で学ぶこととかあるじゃないか?」という人もいるでしょう。ただ私の肌感覚では真面目に勉強し、それを役立てようとする文系学生は1割もいないと思います。(私が文系なので。。。)8割近くの文系大学生はバイトとサークルに明け暮れ、テスト一週間前に友達から過去問をもらってなんとか対策をして、テストが終わったら綺麗さっぱり忘れてしまう…という生活スタイルでしょう。実際、大学を卒業して、その知識を活かしている人なんてほとんどいないでしょう。

話はずれてしまいましたが、別に大学のレベルが下がっているわけでは全くありません。その授業のつまらなさなどは昔から一貫しています。ただ、昔はそれでも「そもそも大学進学率が少ない」という理由から重宝されていました。しかし、今は大学を卒業するメリットはそこまで大きいものではなくなりました。

だったらどうするのか?親は学歴というハリボテではなく、子供が一人で生きれるようにしなくてはいけないのです。

5歳くらいまでは子供の代わりに掃除をするのもよいでしょう。ただ、次のステップとして子供に掃除のやり方を教えなくてはならないです。そこで終わってしまう親が多いのですが、次はどのような掃除の方法が良いか、何故掃除をするのかを自分で気づくように仕向けなければなりません。

イメージとしては段々、手綱を緩めていくようなイメージです。

そして、最終的に子育てが終わるというのは完全に子供の手綱を捨てて、子供が一人で生きていけるような状態にしておくことだと私は考えます。

貴方の思う親の役割はなんですか?

 

 

 

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