わらしげちょうじゃの日記

人生笑顔の分だけ成功する

*

100年後の世界をホーチミンの片隅から想像してみた

      2013/12/24



どうもシゲです。

ベトナムに来てから、ボーと色々なことを考える機会が増えてきました。

 

今日はそのことについて話します。

 

1、2013年のベトナムと1960年代の日本

 

 

日本からベトナムへ来る人の多くは「ベトナムは活気があるね〜これからも発展するよ」と

言います。

確かに、ベトナム戦争が終わってから38 年が経ち、

戦争を経験した親の子供達が、恩恵を受けています。

 

毎年20%上がる(と信じられている)給料明細を貰っては

iPhoneやノートパソコンなどの文明の利器をガンガン買い、

 

人口の10%近くいる大学生はファーストフード店で、ポテトをつまみながら、

旅行へ行く計画をたてている、そんな恩恵をベトナム戦争の次世代は受けているのです。

 

よく言われるのはベトナムは1960年代の日本のようだと言われています。

 

 

1960年代の日本と言えば、戦後復興の経済成長がおき、東京オリンピックが開催され、

一般民も洗濯機、冷蔵庫、テレビといった三種の神器といわれる家電商品を買いあさり、

「今日よりも明日は良い日になる」と信じられていた時代です。

 

このブログを読んでいる人で60年代を生きていた人は多くはないと思うので、

60年代の写真を参考までに挙げていきます。

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ざっとこんな感じだったとのことです。

ただ、この時も発展していたのは都市部の一部で、

田舎に目を向ければ、まだまだ戦争の傷跡が見える、

そんな時代でした。

 

ホーチミンも60年代の日本と同じく、先進国と変わらないような建物がジャンジャカ建てられていますが、

田舎はまだまだ発展途上にも達していません。

 

だから私はホーチミンの町並みを見る度に

「30年後のベトナム人も【オールウェイズ三丁目の夕日】を見たおばさんみたいに

この風景を思い出して郷愁に駆られるのかなあ」と感慨深くなります。

 

スマホやパソコンがあったりと、60年代の日本とは違う部分もありますが、その当時の日本と同じような経済の恩恵を受けつつあります。

 

 

 

 

ただ、ふと考えてしまいました。

 

 

「ベトナムはどこまで発展するんだろう」

 

 

ということを。

 

 

2、心電図のデコボコのような世界

 

 

世界は元々真っ平らでした。

 

しかし、

産業革命や植民地支配、戦争などの様々な要因で、

先進国が押し上げられ、底に後進国がいるという

心電図のデコボコによく似た世界が出来ました。

 

その「心電図のデコボコ」の底の人達は今日の飲み水を探し、彷徨い歩きますが、

「心電図のデコボコ」の上の人達は車を買い、年に一回海外旅行を楽しんでいます。

 

そんな「心電図のデコボコ」を人は「格差」と呼びました。

 

 

 

「心電図のデコボコ」が出来る時は多大なお金の流れが起きます。

 

例えば、19世紀のイギリスも、

植民地から原材料を安く買いたたき、それをイギリスで生産、世界に高く輸出する、

ということを行い、多くの富を得ていました。

 

イギリスが儲かって、植民地は貧乏になる「心電図のデコボコ」が起きていたのです。

その結果、

イギリスはたった一カ国で世界の半分の富を得て、世界の工場と言われていました。

 

「ふ〜ん。そんなことあったんだね。だけど、日本には関係ないよね?」

と思う人もいるかもしれませんが、

ぶっちゃけ日本も同じ。

 

 

第二次世界大戦に敗北した日本は復興しましたが、

それは日本人が頑張ったというより、朝鮮戦争による「戦争特需」の影響が大きかったのです。

 

北朝鮮と韓国が戦争を行い、

その物資の輸出で日本は「心電図のデコボコ」の上の方に押し上げられたのです。

 

とまあ、色々な国で色々な出来事があり、世界は「心電図のデコボコ」の上に押し上げられた先進国と、

底に残った(または、マイナスになった)発展途上国と2つに分けられたのです。

 

 

しかし、時代は変わりました。

 

 

「心電図のデコボコ」の上に押し上げられた先進国の「伸び」がなくなったのです。

 

戦争も起きない。新たな「心電図のデコボコ」を作るほどの技術的革新も起きない。

 

そう。

多くの先進国で経済の停滞が始まったのです。

 

 

そして、そんな状態で新たな動きが世界に起こりました。

 

なんと、「心電図のデコボコ」が縮小し始めたのです。

 

20世紀後半に出てきたインターネットとグローバル化が「心電図のデコボコ」を元の真っ平らな状態に戻し始めたのです。

 

グローバル化の名の下で、企業はより人件費が安い場所で製品の生産を行います。

そして、その現地の人件費が高騰すると、また別の人件費の安い国へ移動するのです。

 

グローバル化は発展途上国にお金と仕事を落としていきます。

お金と仕事が増えた国は「心電図のデコボコ」の上へ持ち上がります。

 

それを人は「経済成長」と言います。

その国では人は最新家電を買いあさり、未来に対して楽観的な考えを持ちます。

 

 

しかし、それは賃金が安く済むまで。

 

グローバル化とは薄情なもので、

その国の給料が高くなったら、違う国に移動し、お金と仕事を落とします。

 

中国の人件費が高くなったら、ベトナムへ。

ベトナムの人件費が高くなったらカンボジアへ。

カンボジアの人件費が高くなったら、ミャンマーへ。

ミャンマーの人件費が高くなったら、アフリカへ。

 

というように。

 

そして、グローバル化のターゲットになった国は猛烈な勢いで経済発展が起きます。

「心電図のデコボコ」の上に押し上げられるのです。

 

インターネットも同じです。

詳しくは以前書いたので、是非見てください。

ITがお金を殺した20年間を振り返ってみた

 

その「心電図のデコボコ→真っ平ら」への動きは発展途上国に発展を、先進国に衰退をもたらします。

 

では、中国やベトナム、ネパールなどの新興国が日本と同じ水準の先進国になるかと聞かれたら、

間違いなく「NO!」です。

 

そもそも「グローバル化」という怪物はイナゴと一緒で、賃金が安いうちは、その国に繁栄をもたらしますが、「ある程度」賃金が上がると他の人件費の安い国へ行きます。

その「ある程度」というのが曲者で、「じゃあベトナム人が日本人と同じ給料になったら他の国へ移動するのか?」というとそうではありません。

他の国に会社を持つということは予想以上にコストのかかることで、賃金だけではなく、コミュニケーション不足による教育コスト、その国独特のリスク(私の場合は営業許可書の取得の時にホーチミンの市役所に無駄な時間をとらされました)があります。

 

では、そのようなリスクを全て引っくるめて、発展途上国の平均給与がどれくらいになったら、別の生産拠点を探し始めるのでしょうか?

 

もし私が衣服などの生産工場の責任者でしたら、その国の平均給与が500USDを超えた時点で他の国を探し始めます。

中国でも平均月収が500USD程となり、多くの工場がベトナムなどの東南アジアへ移転、または生産量減らしています。

 

正直、それ以上の給料を支払うことになると、様々なリスクやコストを含めて、日本人に20万円払った方が得かもしれないな〜と思います。

この値段感覚は人によって違うと思いますが、一つ言えることとしては「発展途上国の給料は日本と一緒になることはない」ということです。

 

では、グローバル化は全ての発展途上国を食い尽くした後に、日本に戻ってくるでしょうか?

 

 

答えは否。

 

その理由は次の章で書きましょう。

 

3、そして世界はドラマティックに変化する


先ほどの話では今まで、世界にあった「心電図のデコボコ」のような格差が収斂していき、ベトナムのような発展途上国は経済発展を行い、日本を初めとした先進国は衰退するが、ベトナムが日本と同じ経済水準になることはないということを話しました。


それと同時に、グローバル化が日本から世界に散らした雇用は二度と戻ることはない、ということも話しました。

 

私がそのように考える理由を話します。

 

まずはITと人との融合。

 

私たちがパソコンを使い始めてから何年経ちましたか?

 

10年?

 

20年?

 

人によっては30年近くパソコンと触れ合ってきたかもしれません。

そしてパソコンは私達とともに進化してきました。

 

私が考えるにパソコンは2つの進化をとげているているように感じます。

一つは機能の向上。

一昔前は動画どころか、複数の画像処理すら難しかった時代でしたが、

今ではYouTubeを見て、動画製作まで行えます。

 

もう一つは小型化。

昔、父親が始めて買ったパソコンはいわゆるコマンド式のもので、20〜30万円するものでした。

その時に購入したパソコンは非常に大きく、子供だった私が運ぼうとしてもビクともしなかったのを覚えています。

時代は流れ、箱のようなパソコン画面はどんどん薄くなり、持ち運べるノートパソコンが生まれ、ポケットに入るスマートフォンが生まれました。iPhone5Sなんて64ビットアーキテクチャですよ!

もうポケットの中にパソコンが入っているのと同じじゃありませんか。

 

この小型化の流れは止まりません。

Googleはメガネ型のデバイス、Googleグラスを発表しましたし、SAMSUNGはコンタクトレンズ型のITデバイスの開発に乗り出しました。

もし、メガネ型やコンタクトレンズ型のITデバイスが出てきたら、そのような機器が見せる仮想現実とよりリンクします。

そんな時代では会社の休憩中に、メガネ型のITデバイスをかけて、瞼を閉じたら仮想現実のリゾートでまったり風に吹かれている、というようなことも起きるでしょう。


そんな小型化はどこまで突き進むのでしょうか。

ポケットの中、メガネ、コンタクトレンズと来たら次はここしかありません。

 

「脳」です。

 

100年後の未来では頭の中に極小のチップを入れ、目がカメラレンズになるでしょう。

そうなると何が起きるか。

こういうことを色々妄想すると止まらなくなるのですが、まずは「外国語」という概念がなくなる

と思います。

 

頭の中のチップが伝えたいことを感知し、そのチップが発するBluetoothのような通信技術で伝え、

チップが入っている他の人が受信する。

 

そこには言葉という概念がなく、思想をダイレクトに共有するということのみがあります。

私達は「お腹が空いた状態」を伝えるために、日本語では「お腹が空いた」、英語では「hungry」と言います。

しかし、その口に出すという段階を飛び越えて、電波に乗り、脳から脳へ情報が伝わるなら、外国語という概念がなくなります。

 

そして人々はこの技術のことをこう呼ぶでしょう。



「テレパシー 」と。


中国人でもベトナム人でもアフリカ人でも頭にチップがあれば、言葉はいらない。

そんな外国語の消滅は次に「国」の崩壊を引き起こします。

 

4、世界から国が消えた21XX年

現在の国の定義は何でしょう。国の定義については色々な意見がありますが、

主に「日本という土地」に「日本語を話す人々」が住んでいる状態が日本という国です。

 

韓国には韓国人が、中国には中国人が、ベトナムにはベトナム人が住んでいます。

当たり前っちゃ当たり前ですが、これが私達の世界の「民族国家」というトレンドです。

 

私達は民族国家が当たり前のように感じていますが、以前にも王政国家や帝国など様々な

国の形が出てきては消えて行きました。

 

私達は民族国家というトレンドの渦の中にいますが、そのトレンドの渦はあまりにも急流すぎます。

 

まず日本人やベトナム人といった民族分けに無理があります。

私は現在、ベトナム人の日本留学をサポートしている仕事をしているのですが、その仕事の関係上、多くの戸籍や出生届などを見てきました。

高校成績表や戸籍、出生届などにも民族や宗教を書く欄があるのです。そしてその多様さにしばしば驚いてしまいます。

日本は島国なので、あまり感じませんがそれでもやはり「日本という土地」で「日本を話す」という条件に合わないマイノリティは存在します。

 

両親は日本国籍を持っていないけれど、日本で生まれた人は日本人ですか?

 

逆に日本国籍を持っているけれど、日本語を全く話せないし、日本にも住んだ事がない人は日本人ですか?

 

そして職業柄良く会う人は、ベトナム人だったけれど日本へ帰化した人。

20歳を過ぎてから留学。その後就職をして帰化したベトナム人は沢山いますが、その人達は人は日本人ですか?

 

民族国家という考え方はあまりにも排除的です。

 

しかし100年後。

脳にチップを埋め込んだことによる外国語の消滅は、「言葉の違い」という民族の壁を取っ払います。

「言葉の違い」という民族の壁がなくなると、世界は違いをなくし、まるで一つの国のように均一の文化を持つようになり、お互いの国を更に行き来するようになります。

 

LCCやIT、そしてまだ見ぬ新しい職業はそのような移動を加速させます。

 

途中経過的に言うと、アメリカのような国。最終的には一つの国にアジア人からヨーロッパ人まで

様々な人種が同じ位の割合で住んでいる状態になります。

 

そこには日本という土地は残りますが、脳チップにより「日本語を話せる日本人」はいなくなるのです。

 

私達がその時代を見ることは出来ないかもしれませんが、

たまに未来に思いを馳せ、想像するのは面白いので、ぜひ100年後を想像してみてください。

 

個人的には「大幅な労働革命により、1人で1万人分の仕事が出来るようになり、国民の99%は遊んで暮らす大ニート国家」

というのが出てきて欲しいですね。

 

では!

 

 

 

 

 

 

 

 - Opinion, Unkwon

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